どうも! 最近、読書の調子はいかがでしょうか? 絶好調のKazuです!
以前、当ブログで読書方法論について取り上げた際、
読書家になるためのヒント⑤で行きつけの本屋、図書館を作る
と紹介しました。(その記事は下記をご覧くださいませ。)
実は、その当時は時間が取れなくて図書館を利用することが本入手のメインルートだったのですが、
最近、子どもが少しずつ手を離れてきて時間が取れるようになってきたため、本屋さん通いを始めました。
今回、本屋さんに通って良かったことを述べたいと思います。
本屋通いメリット①なんと言っても最新図書に触れられる
一番のメリットは話題の図書、最新の図書を手に取れること。
これは、本好きにとってはたまらない喜びです。
最近だったら村上春樹氏の6年ぶりの新刊である『街とその不確かな壁』や森永卓郎氏の『ザイム真理教』など
図書館に通っても人気図書であるため、お目に掛かることはまずない著書達です。
私は、小説の読書量はそれほど多くありません。
村上氏の著書も『1Q84』や『騎士団長殺し』くらいしか読んでいないため、
ハルキスト(村上春樹氏の熱狂的なファンのこと)とまでにはいかないのですが、
独特の言い回しは読んでいてクセになります。
私は影響されやすいので一時的に村上春樹氏の登場人物っぽい言葉遣いになってしまいます笑。
本屋通いメリット②雑誌、特に専門雑誌が熱い
図書館は、取り扱っている雑誌の種類も少なく、特に専門書になるとなかなか取り扱っていません。
自分の専門分野の話題の研究成果が載っている雑誌を手にしたときは、
”これを読めるなら3時間はここにいられる!”と本屋さんや店員さんへの迷惑も考えず、
心で叫んでしまいました。(もちろん実際は、そんなに滞在してません…)
学生時代に読んだことのある『実験医学』という雑誌を手にしたときは、
細胞生物学の最新研究が目の前に広がり、昔の記憶が蘇ってきて思わずニヤニヤしてしまいました。
今回熱心に読んだのは、筋をテーマにした”実験医学増刊 Vol.40 No.2 健康寿命の鍵を握る骨格筋”
でした。
人生100年時代に投入し、健康で居続けるために重要なのは骨格筋であるというのが最近の研究成果
でわかってきています。
ですが、高齢になるとサルコペニアという筋肉が萎縮して体が萎んで弱々しくなってしまっている状態に
陥ってしまう方も多いようです。
私は、”なんでそんなに高齢になると筋力が落ちてしまうのだろう?”
と気になったのですが、本書を読みわかったことがあります。
それは、サテライト細胞という筋肉を構成する
一番元になる細胞の増殖が高齢になると不活性化していくということが要因だということです。
”そりゃ、歳とったらシワシワになるし、細胞も増えんでしょ?これじゃ対策しようがないぞ”
と途方に暮れると、良い答えが載ってるじゃありませんか!
本書6章 骨格筋と運動の新たな関係の顕在化に取り上げられている
エキセントリック運動。
これが効果的に筋力を増強してくれるそうなんです!
エキセントリック運動とは、遠心性収縮とも言われます。
これは筋肉に力を入れながら、筋肉が伸ばされる運動と解釈できます。
スクワットを例にとると、
しゃがんだ状態から立ち上がるときは普通の筋肉の収縮でこのときは筋肉は縮んでいます。
しかし、立ち上がった状態からしゃがむときは、筋肉に力が入りながら伸ばされています。
これがエキセントリック運動です。
歳をとってから筋トレすると3日後くらいに筋肉痛のピークがくる
ことがよくありますが(遅発性筋肉痛と言います)、本書によると、その原因となるのが
エキセントリック運動らしいのです。
おそらく、筋肉に効果的に負荷をかけられる分、筋肉痛にもなりやすいのでしょう。
つい、面白かったんで解説風に長文になってしまいました、すいません…。
以上のように専門雑誌は仕事のヒントにもなるので、今後も足繁く通うと面白いと思っています。
本屋通いメリット③本揃いが良い(ことが多い)
ジャンルによっては置いてある本の網羅性が本屋の方が高いことがあります。
上記の②雑誌、特に専門雑誌が熱いと重なりますが、マニアックな分野は大きな本屋の方が
優れていることがとても多いと思います。
私は昔、苦手な数学を克服したいと思い検索して見つけた
『いかにして問題を解くか』G. ポリア(著)という本が図書館になく、途方に暮れたことがあります。
とにかく一刻も早く数学の克服の一手を打ちたい一心で街の大きな本屋さんに行き、
そこで当該の本を見つけたときは、本当に感激しました。在庫が一冊しかないと知ったときは、
”これは運命の出会いではないのか?”と恋のようなトキメキを感じたことを覚えています。
ウキウキした気持ちで買ったその本は今でも大切に持っています。
もちろん、数学は克服することはできず、自分の才能の限界を知りました笑。
ですが、この本の素晴らしいところは、数学以外の問題解決に応用できる点にあります。
問題に着手したとき、
まず、今まで解いたことのある解き方が通用するかを考える。
また、問題文を言い換えられないか検討する。もっと違った問題として捉え直せないか。
さらに、条件をすべて利用したか。利用してない条件はどうすれば利用できるのか。
などなど、現実の問題解決策に当たるときでも頼りになる一冊です。
まとめ
今回は、Kazuの読書近況として、大きい本屋に通い始めたことを報告させてもらいました。
図書館とは違った品揃いの良さを大きい本屋に通うことで味わうことができると思います。
両者をうまく使い分けることができれば、さらに充実した読書ライフを送ることができるのはないでしょうか。
今回の記事がみなさんの読書ライフの一助になれば、嬉しい限りです。